KONICA コニカ 現場監督28WB作例てんこもり徹底レビュー

じゃじゃーん、KONICA 現場監督28WB。素敵なネーミングにこの見るからに丈夫そうなデザイン、とてもかっこいいです。「現場監督」という名が示すとおり、使用目的を工事・建設写真用途に絞ったカメラです。1988年に初号機が発売され、数回モデルチェンジした後、1994年に生まれたのが『現場監督28WB』です。長州力が新日の現場監督に就任したのが1986年ですがおそらく関係はありません。
防塵、防砂、耐ショックに加え、水で洗える(JIS保護等級7級)ことが大きな特長で、雨の日、雪の日のスナップ撮影用に購入しました。写りは特に期待していなかったのですが、ファーストロールを見てビックリ。色乗りがよく逆光耐性も強く、晴れた日も持ち出したいと思える写りでした。今回はこのカメラの特徴、使い方、作例を紹介します。
KONICA 現場監督の外観・各部の名称

KONICA コニカ 現場監督28WB 正面から

KONICA コニカ 現場監督28WB 上から
KONICA 現場監督28WBの主な仕様
形式 | レンズシャッター式AF全自動35mmカメラ |
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レンズ | コニカレンズ 28mm F3.5(5群5枚構成) レンズ前面に防塵ガラス |
シャッター | プログラム電子シャッター 1/4秒〜1/280秒 2秒バルブ付 |
焦点調節 | 赤外線ノンスキャンアクティブ式自動焦点 撮影範囲:0.5m〜∞、0.5m以内の近距離ロック、 フォーカスロック、遠景撮影可能 |
電源 | リチウム電池(2CR5:6V) |
防水 | JIS保護等級7 |
大きさ | デートなし:145×80.5×56mm デート付:145×80.5×59mm |
質量 | デートなし:350g デート付:355g(電池別) |
ファインダーと表示ランプ

ファインダー
撮影範囲フレーム:写る範囲
近距離補正マーク:近距離撮影時はこのマーク の内側が写る範囲
オートフォーカスフレーム:このフレーム内の被写体を測距

表示ランプ
緑ランプ:(点灯)AE/AFのロック完了、(点滅)近距離警告
赤ランプ:(点灯)フラッシュ発光、未充電時、 (点滅)低輝度警告
撮影モードについて

フラッシュAUTO(自動発光) モード
暗いときフラッシュが自動的に発光します。
フラッシュ撮影の距離 | |
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ISO100 | 0.5m〜5.0m |
ISO400 | 0.5m〜10.0m |

フラッシュONモード
フラッシュが常時発光する モードです。

フラッシュOFFモード
意図しないフラッシュ発光を防ぐため、スナップ撮影時はOFFにしておくことが多いです。ただ、電源をOFFにすると、またAUTOに戻ってしまいます。

セルフタイマーモード
被写体に向けてシャッターボタ ンを押すとセルフタイマーがス タートし、約10秒後にシャッター がきれます。1コマ撮影後、一般撮影モードに自動復帰します。

遠景モード
ピントが遠景に固定される モード。日中の遠景撮影、特に窓ガラス越しの遠景撮影に有効です。
KONICA 現場監督作例
KONICA 現場監督28WB作例を紹介します。冒頭にも書きましたが、色乗りのよさ、逆光耐性の強さにビックリしました。工事現場用、記録用途で使うカメラなので、色の再現性が求められるからなのかなと思いました。また、広角ながら歪みも抑えられています。ただ解像感は甘く、フリンジも出ます。このクセある味わいのレンズ、わたしは”おいしい”と感じました。
ファーストロール 秋晴れの金沢旧市街地のスナップ写真
KONICA 現場監督 雨の日スナップ
セカンドロールは雨の日スナップ。傘をさしながらで結構カメラが濡れましたがこのカメラならへっちゃらです。
雪の日に撮ったスナップ
この記事の動画
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