Kimono Portraits on Kodak Portra 800 / Contax G2 & Nikon F100


フィルムカメラ、Contax G2とNikon F100にカラーネガフィルム『Kodak Portra 800』をつめてポートレート撮影を行いました。いずれもオートフォーカス機とあってテンポよく撮影できました。モデルは、miiさんです(miiさんのTwitterアカウントはこちら)。加賀友禅の着物を着てもらい、『ゲストハウス 和んで』の和室をお借りして撮影しました。



まずはContax G2での作例

Contax G2に着けたレンズは『Carl Zeiss Planar T* 45mm F2 (G)』。スナップ撮影で数回使っていてしっとりとした描写が気に入っていたので、このレンズでポートレートを撮ってみたいと常々思っていました。



miiさんにオーダーした表情は「無」。一切の感情をなくした表情をしてもらうことで、写真を見る人それぞが異なるストーリーを持ってもらえるのではないか、という意図のもと撮影しました。



やっぱり『Carl Zeiss Planar T* 45mm F2 (G)』の空気感ある描写力、最高です。



フィルムで撮る緑は青みがかった優しい色になるので、いいですよね。赤い着物、上の照明との色のバランスもよいです。



小雨の降る日だったということもあり、湿度を感じる画になっていますね。



赤い壁の和室に赤い着物がマッチしました。



後ろ姿、きまっていますね。



やさしく振り向く表情をしっとり撮ることができました。



そんなに広くない和室でしたが、四方趣があり、多くのバリエーションの画が撮れました。



鏡越しの表情は、よりプライベート感がでますね。



お昼寝ショット。加賀友禅の美しい着物と掛け軸に組み合わさった時のこの抜け感、いいですよね。


使用したカメラ・レンズ




次にNikon F100での作例


レンズは『Nikon Ai AF Nikkor 35mm f/2D』。


ここからはNikon F100での作例です。カメラを変えた理由は特になく、フィルム『Kodak Portra 800』を2本使い切り、残りの1本は、Nikon F100に装填してあったからです。


片足をピョンと上げてもらってパチリ。抜け感成分が増しました。


無表情のお昼寝ショットは意味深でいいですね。


ここからは外に出て撮影しました。古い飲み屋街に着物がマッチしています。


和傘がよいアクセントになっています。天気が雨でよかったです。


緑の前ボケを活かして撮影。抜け感あるポーズがいい感じです。


赤い着物にシンプルなデザインの和傘、バランスがいいですね。


自然の傘、大きな木の下でパチリ。


使用したカメラ・レンズ




笑顔のオフショット


今回の撮影では、基本「無」になってもらって表情のない画を撮りましたが、最後に笑顔のかわいらしいショットも紹介。




撮影を終えて


カラーネガフィルム『Kodak Portra 800』の感想

柔らかで透明感ある人肌の表現が印象的で、評判通りポートレート撮影に適したフィルムでした。また、赤い着物や壁の色乗りのよさにビビットさも感じます。今回の写真の中で使われている色は、赤、緑、黄色くらいで色のバリエーションは少なかったですが、今後色々なシーンで撮影するのが楽しみです。


使用したカメラ・レンズの感想

Contax G2の最速シャッタースピードは1/4000、Nikon F100は、1/8000と高速なので、ISO800という高感度のフィルムを装填しましたが、窓際や外といった明るい環境下でも露出オーバーにならないという安心感がありました。わたしはフィルムカメラを選ぶ上でこのシャッタースピードが速いかどうかを重要な選定ポイントにしています。

撮影時のフォーカスモードは、いずれのカメラもシングル・オートフォーカス(SAF)を使用しました。Contax G2はファインダーの中央にフォーカスフレームがありそこで半押ししてピントを合わせ、半押ししたまま構図を決めます。Nikon F100は、AF測距点が5点あるため画角のコントロールはしやすかったです。

今回の一番のハイライトは、『Carl Zeiss Planar T* 45mm F2 (G)』の写りの素晴らしさでした。後ろ姿の写真など立体感があり、湿度を感じる画になっています。立体感は、中判フィルムカメラまではいかないまでも、それに近いものを感じました。Contax Gマウントの他のレンズ、『Carl Zeiss Sonnar T* 90mm F2.8 (G)』も持っていっていたので使えばよかったのですが、狭めの室内での撮影中心だったということと、レンズを交換する手間があり使わずじまいでした。もういっそContax G2の前機種Contax G1を買い増して、45mmと90mmのレンズ2台体制にしようかとも思いました。Contax G1ならG2よりも安価に購入できるので、それでContax Gマウントレンズの使用頻度が上がればいいかなと。それくらい写りに惚れ込みました。


この記事の動画


いちがみのYouTubeチャンネルはこちら。写真、映像系の動画をアップしていますのでぜひチェックを。


関連記事

この記事のタグから関連する記事を表示しています。

写真家のための映画用フィルム『CineStill 800T』レビュー

映画のワンシーンを切り取ったような写真を撮れる!カラーネガフィルム CineStill 50D 120/35mm レビュー

中判フィルムカメラポートレート - FUJIFILM GW680

中判フィルムカメラはじめました。FUJIFILM(富士フイルム) GW680 III の紹介、撮影写真も。

能登島の海と古民家でポートレート撮影 - Tamron 28-75mm REVIEW(SONY α7 III)

Eマウント50mm MFレンズ頂上対決!カールツァイス Loxia 2/50 vs フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical

Eマウント単焦点50mm MFレンズ頂上対決!カールツァイス Loxia 2/50 vs フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical

リバーサルフィルム『プロビア100F』で撮ったスナップ写真作例

リバーサルフィルム『ベルビア100』で撮ったスナップ写真作例